不眠症で眠れない夜|不安をかき出して心を軽くする10分習慣

不眠改善のヒント

眠れない夜、頭の中が止まらない。
「また眠れなかったらどうしよう」「明日の仕事に響く…」
そんな考えがぐるぐるして、ますます眠れなくなる。

私も何年も同じ夜をくり返してきました。布団に入るほど不安が膨らみ、夜が怖くなる。
その原因のひとつは――不安を頭の中に抱え込んでしまうことでした。

そこで試したのが「紙に書き出す」こと。
たった10分でも、心がすっと緩み、眠りに入りやすくなったのです。
今日は、その方法をお伝えします。


実際のやり方

1. ノートとペンを枕元に置く

準備はこれだけ。スマホではなく、手書きがおすすめです。

2. 今の気持ちを一言書く

「眠れない」「不安」「疲れた」など、浮かんだ言葉をそのまま紙に出す。
👉 上手に書こうとしなくて大丈夫。

3. 体の感覚や問いかけも書く

「背中がこってる」「呼吸が浅い」
「私は今、何を不安に思ってる?」と問いかけて答えてみてもOK。

4. 区切りの言葉を添える

「今日はここまで」「明日の私に任せる」
最後に一言区切りを入れると、不安の流れを止めやすくなります。


やるときのポイント

ジャーナリングをすると、眠れない夜はどうしてもネガティブな言葉が出てくることがあります。
「疲れた」「やだ」「眠れない」──そんな言葉ばかりのときも。

でも大丈夫。書けた時点で、心の中にあったものを外に出せたということです。
その点がすでにプラス。

さらに、書き出しの最後を「どう締めるか」「どんな言葉を添えるか」まで工夫すると、より安心して眠りにつけます。

👉 たとえば…

  • 「今日はここまで」「明日の私に任せる」と区切る
  • 「疲れた」と書いたら「でも今日も1日よく頑張った」と一言添える
  • 小さな感謝を一行 → 「美味しいコーヒーを飲めた」

ネガティブを無理に消さなくてもいい。でも最後に一呼吸分のポジティブを添えることで、心がふっと緩み、リラックスして眠りにつながりやすくなります。


私の体験

最初は「書いたところで何が変わるの?」と疑っていました。
でも、「眠れない」「不安」と殴り書きしただけで、頭の中が少し静かになったんです。

特に減薬中のころは、夜になると「今日は眠れるだろうか」という不安で胸がいっぱいになり、布団に入るのが怖かった時期もありました。
そんな夜、ノートに「怖い」「不安」「眠れない」と書きなぐったら、心の中にあった重たい塊が少し外に出たような感覚がありました。

その後、「体をゆるめてみよう」と自然に思えた瞬間があり、呼吸が少し楽になったんです。
眠れたわけではなくても、「大丈夫、今夜もなんとかなる」と思える安心感が戻ってきた。

書き出すことで一番大きかったのは、感情を頭の中に抱え込まずにすんだことでした。

「眠れない不安」をずっと心の中で押さえつけていると、息苦しくなる。

でも紙の上に置いた瞬間、それが自分の外に出ていくような感覚があって、胸の奥が少し軽くなったのです。

この「外に出せた」という感覚は、不安の渦中にいた私にとって大きな救いでした。


夜を越えるために

眠れない夜を変えるのに、特別な準備はいりません。
ノートとペン、そしてそして ほんの少しの時間 だけ。

眠れない夜は本当につらいものです。特に減薬中は不安が強まりやすい。
でも、紙に言葉を置くだけで、心が少し緩むことがあります。

どうか一人で抱え込まないでください。
紙とペンは、静かにあなたの味方になってくれます。

👉 今夜、心に浮かんだ一言をノートに書いてみてください。
👉 明日の朝は、カーテンを開けて光を浴びてみましょう。
👉 寝る前には「今日もよく頑張った」と小さなポジティブを添えて。

どれも 10分だけでもできる、小さな一歩 です。


その積み重ねが、きっと「眠れる自分」への道につながります。
明日の朝、今日より少し軽い気持ちで迎えられるかもしれません。

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