「この先どうなるんだろう」と感じていた不安は、
気づいたときには、少し違う形に変わっていた。
—
薬を飲んでいるのに、眠れない夜が出てきた。
そのときの私は、
どうするか迷っているというより、
もう進むしかないところまで来てしまったような感覚の中にいた。
—
減薬するかどうかを考えている段階ではなくて、
このままではいられないような感覚の中で、
これからどうなるのかを考えていた。
—
「このままでいいのかな」
—
薬を飲まないで眠れる、ということが、
どうしても現実のものとして思い浮かばない。
—
それでも、
もう戻るというより、
ここからどう進んでいくかを考えないといけないところまで来ていた。
—
その夜だけの話ではなくて、
この先のことまで、少しずつ重なって見えていた。
「このまま続いたらどうなるんだろう」
「普通に戻れなくなっていくのかもしれない」
—
それまでは、
薬を飲めば眠れる、という前提で、
なんとか日常が回っていた。
—
大きく崩れたわけではないけれど、
その前提が、少しずつ揺れているような感覚があった。
—
まだ何も決まっていないのに、
今まで当たり前だった流れが、
このまま続かなくなるかもしれない、という感じだけが残る。
—
崩れてしまった、というより、
どこかで、
崩れ始めているような気配がある。
—
このままでいいのかな
このまま保てるのかな
—
「どこでこうなったんだろう」
—
理由がはっきりしないまま、
ただ、このまま悪くなっていく感覚だけが残っていた。
薬が効かないということよりも、
そこから先の流れが、
もう止まらないもののように感じていた。
—
あのときの私は、
眠れない夜の中にいたというより、
その先にあるかもしれない時間の中を、
少し先に生きていたのかもしれない。
—
「もう戻れないところまで来てしまったのかな」
そう思っていた。
—
じゃあ、このままどう進んでいくことになるんだろう
—
そんなことを考え始めていた。
—
それは、減薬を選んだというより、
これまでのように
薬に頼る形では続けられないかもしれない、という感覚の中で、
他の進み方を考え始めていた、という方が近かったのかもしれない。
—
もう一度、薬で整えるというより、
ここからは別の形でなんとかしていくしかないような、
そんな感覚があった。
—
…いま振り返ると、
本当に戻れなくなっていたというより、
その流れの中で、ほかの選択が見えにくくなっていたようにも思う。
—
薬が効かないということよりも、
そこから先の流れが、
もう止まらないもののように感じていた。
—
…このときは、
実際の変化よりも、
「このまま続いていくかもしれない」という感覚の方が、
先に大きくなっていたのかもしれない。
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減薬をどう進めていくかについては、
実際の流れをまとめたものがあります。
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