はじめに|「どうするか」は分かっているのに、気持ちが追いつかないときに
骨折や発熱なら「今日は休みます」と言えるのに、
眠れないことは、なぜか口に出しにくい。
私自身も長い間、
職場や周囲に「眠れていなくてつらい」と言えず、
何もなかったように振る舞って過ごしていました。
この記事は、
「仕事をどうするか」はある程度見えているのに、
気持ちの部分だけが重く残っているときのために書いています。
判断を迫る記事ではありません。
言えない自分を、少し楽にするための場所です。
眠れないことが言いにくい理由
眠れないことを職場で言い出せないのは、
弱さでも、気の持ちようでもありません。
多くの場合、次のような理由が重なっています。
目に見えない不調だから理解されにくい
骨折や発熱のように、
外から見て分かる症状ではないため、
「眠れない」という状態は軽く受け取られやすい。
私も以前、
「夜更かししているだけじゃないの?」
と何気なく言われたことがあり、
それ以来、ますます言いにくくなりました。
誤解や心配されすぎる不安
「怠けていると思われるかもしれない」
そんな誤解への不安。
逆に、
必要以上に心配されてしまい、
説明すること自体が負担になるのでは、
という気持ちもありました。
弱さを見せたくない気持ち
仕事の場では、
責任感が強い人ほど
「大丈夫な自分」でいようとします。
迷惑をかけたくない。
評価を下げたくない。
その思いが強いほど、
言葉を飲み込んでしまうのは自然なことです。
眠れないことを隠し続けると起きやすいこと
ここで書くのは、
「隠してきた自分」を責めるための話ではありません。
起きやすい傾向として、
知っておいてほしいことです。
サポートを受けにくくなる
眠れていない事情が伝わっていないと、
周囲は状況を想像できません。
本来なら調整できたかもしれない負担が、
そのまま自分ひとりに残ってしまうことがあります。
孤独感やプレッシャーが強まる
誰にも言えないまま頑張り続けると、
「自分だけがつらい」という感覚が強くなります。
さらに、
隠し通そうとする緊張そのものが、
心と体を休ませにくくすることもあります。
自分への負担が大きくなる
仕事そのもの以上に、
「普通に見せようとする努力」に
エネルギーを使ってしまう。
その状態が続くと、
本来の力を出しにくくなってしまいます。
心が少し軽くなる向き合い方
無理に話す必要はありません。
ここでは、選択肢だけを置いておきます。
信頼できる人に「一言」だけ伝える
すべてを説明しなくて大丈夫です。
「最近ちょっと眠れていなくて」
それだけでも、
気持ちが少し緩むことがあります。
無理に理解を求めなくていい
「みんなに分かってもらわなきゃ」と思うほど、
苦しくなります。
安心できる一人にだけ話す、
専門家にだけ話す、
話さないという選択をする。
どれも間違いではありません。
書き出して整理する
誰にも言えないときは、
紙やメモに書き出すだけでも違います。
私は、
「言えないまま頑張っている自分の本音」を
書いたとき、
初めて「思っていた以上につらかったんだ」と気づきました。
少しだけ補足(知っておいてほしいこと)
心理学では、
気持ちを言葉にすることで
緊張が和らぐ働きがあるとされています。
話す・書く・心の中で整理する。
どの形でも、
溜め込んだままより、負担は軽くなります。
最後に|判断に戻りたくなったら
ここまで読んで、
気持ちが少し動いたり、
「やっぱり迷っている」と感じたら、
判断に戻っても大丈夫です。
→ 仕事は休むべき?判断できないときの“今日の状態”の見極め方
また、
「今日は行く」と決めたあとで
どう過ごせばいいか知りたいときは、
こちらにまとめています。
→ 眠れなかった朝、それでも仕事に行くと決めた人へ|低速運転で乗り切る方法
まとめ
- 言えないのは、弱さではない
- 隠してきた自分を責める必要はない
- 気持ちが軽くなる選択肢はいくつかある
- 判断と感情は、同じ速さで進まなくていい
この場所では、
決めなくて大丈夫です。
気持ちが追いつくまで、
少し立ち止まるための記事として使ってください。

