睡眠のことばかり考えてしまう|眠れない不安から私の意識が離れたきっかけ

不眠の悩み

私は長い間、

「眠れなかったらどうしよう」

という不安を、どうにかしようとしていました。

不安にならないようにしたい。

睡眠のことを考えないようにしたい。

もっと普通に眠れるようになりたい。

かなり真っ向から、
この不安と向き合っていたと思います。

でも、今になって振り返ると、

不安をどうにかしようとしている間も、
私はずっと不安を見ていたんですよね。

眠れそうか。

今日は大丈夫そうか。

また悪くなっていないか。

どうしたらこの状態から抜けられるのか。

考えている内容は違っていても、
結局、いつも睡眠のところに戻っていました。

不安がなくなることを目指していた

当時の私は、

この不安がなくなれば、
もっと楽になれると思っていました。

でも今は、少し違う見方をしています。

不安そのものは、
たぶんなくならない。

睡眠だけではなくて、

仕事のこと。
家族のこと。
これからのこと。

人間だから、
何かを不安に思うことはあります。

大きかったのは、

不安があるか、ないかではなくて、

そこに自分ごと持っていかれているかどうか

だったのかもしれません。

不安になる。

その瞬間に、

「なんとかしなきゃ」

と、その中に入っていく。

そこからまた考える。

答えを探す。

確認する。

また考える。

私は長い間、
そんなことを繰り返していました。

不安が出てくることと、

そこからその不安について考え続けることは、

同じではなかったのかもしれません。

私の場合、変わったきっかけはブログだった

これは後から気づいたことです。

私はあるとき、

自分が長い間経験してきた不眠のことを、
同じように悩んでいる人に伝えたいと思うようになりました。

それで、ブログを始めました。

そのときの私は、
パソコンもほとんどできませんでした。

だから、

ブログってどうやって作るんだろう。

記事ってどうやって書くんだろう。

これはどうやるんだろう。

わからないことばかりでした。

でも、やりたかった。

だから調べて、
やってみて、

またわからないことが出てきて、
また調べる。

何を書こう。

どうやったら伝わるんだろう。

次は何を書こう。

気づいたら、

私が考えていることが、
少しずつそちらへ移っていました。

気づいたら、睡眠を見ていなかった

私は、

「睡眠のことを考えないためにブログを始めよう」

と思ったわけではありません。

夢中になれるものを探したわけでもありません。

ただ、

自分がやりたいと思ったことを、
やっていました。

そして後から気づきました。

あれ。

前ほど睡眠のことを考えていない。

夜になっても、
以前のように睡眠だけを見ていない。

眠れるか。

眠れないか。

今日はどうだろう。

そこをずっと確認していた自分が、
いつの間にか少し変わっていました。

そして実際に、

私は以前より、
ずっと眠れるようになっていました。

不安を消せたからではなかった

ここが、
今振り返って一番大きかったことです。

私はずっと、

不安をどうにかしようとしていました。

でも、

睡眠が変わっていったとき、

不安を完全になくせていたわけではありませんでした。

「眠れなかったらどうしよう」

という思いが出てくることと、

そのことをずっと考え続けることは、

同じではなかったんですよね。

私の場合、

それに気づいたのは、
ブログを始めた後でした。

不安をなくそう、なくそうとしていた頃より、

自分がやりたいことを考えて、
そちらへ動いていた頃のほうが、

気づけば睡眠から離れていました。

だからといって、

「夢中になれるものを見つければいい」

という話でもないと思っています。

私の場合は、
たまたまブログでした。

睡眠のことでいっぱいになっていた自分の中に、

睡眠とは関係のない、
自分が本当に向きたいものが入ってきた。

そのとき、

ずっと一か所に集まっていたものが、
少し動いた。

今振り返ると、

私の睡眠が変わっていった大きなきっかけのひとつは、
そこだったように思います。

ただ、これも、

「眠るために、やりたいことを見つけよう」

ということではありません。

私自身、
眠るためにブログを始めたわけではなかったからです。

ただ後から振り返ったとき、

「眠れるようになるには、どうしたらいいんだろう」

とは違う方向を見ている自分がいました。

もし、

「眠れるようになること」

を少しだけ横に置くとしたら。

私は、本当は何をしてみたいんだろう。

私の場合は、

その問いの先にブログがありました。

「やりたいこと」が浮かばないときは

「好きなことは何ですか?」

そう聞かれても、
すぐには浮かばないこともあります。

そんなときは、
もう少し小さな問いからでもいいのかもしれません。

・昔は好きだったのに、いつの間にかやらなくなったことはある?

・明日、30分だけ自由な時間が増えたら、何をして過ごしたい?

・誰にも見せなくていいし、上手にできなくてもいいなら、何をしてみたい?

・好きなことを何でもやっていいと言われたら、何をやってみたい?

何かを見つけなきゃ、
ということではなくて。

「どうしたら眠れるんだろう」

とは少し違う方向に、
自分への問いを置いてみる。

何かを見つけなきゃ、
ということではなくて。

「どうしたら眠れるんだろう」

とは少し違う方向に、
自分への問いを置いてみる。


この話の「仕組み」をもう少し知りたい方へ

この記事では、私自身に起きた変化を書きました。

なぜ、不安をなんとかしようとするほど、
そのことに意識が向き続けてしまうのか。

私が後から知った「不安の構造」については、
こちらの記事にまとめています。

不眠の不安が消えない理由|「眠れなかったらどうしよう」が強くなる構造

回復の流れに戻る

この記事は、私が不眠から抜けていく中で気づいたことのひとつです。

生活を整えるところから、
自分の内側で起きていたことを知り、
それを日常の中で少しずつ確かめていった流れは、
こちらにまとめています。

不眠回復の地図|30年の不眠から抜け出すまでの流れ

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