日中に感じた罪悪感が、
夜になってから何度も浮かび、
眠れなくなることがありました。
「あんな言い方をしなければよかった」
「断らない方がよかったのかな」
相手とのやり取りはもう終わっているのに、
頭の中では、まだ終わっていない。
眠ろうとすると、
昼間の場面がもう一度浮かびます。
「あのとき、別の言い方をすればよかったのかもしれない」
「やっぱり私が我慢すればよかったのかもしれない」
答えが出ないまま、
同じことを何度も考え続けていました。
罪悪感が出てきたとき、私がしていること
罪悪感が出てくると、
「冷たいと思われたかもしれない」
「相手を傷つけたかもしれない」
と、相手の気持ちを想像して、
自分を責めてしまうことがあります。
私も、頼みごとを断ったあとや、
家族の問題に間に入らないと決めたあと、
「本当にこれでよかったのかな」と考え続けていました。
そんなときにしていることを、
順番にすると、次のようになります。
1.相手の気持ちを想像していることに気づく
「相手はきっとこう思った」と考えていても、
それは、実際に相手から聞いた気持ちとは限りません。
まず、私は今、
自分の想像の中にある相手の気持ちを見ているのかもしれない。
そう気づくところから始めます。
2.自分がなぜそうしたのかを振り返る
次に、その言葉や行動の裏に、
どんな気持ちがあったのかを振り返ります。
「私は何を嫌だと感じていたのだろう」
「なぜ、あの言葉を伝えたのだろう」
相手の気持ちを考えているときには、
見えなくなっていた自分の心の声を聞きます。
3.そのときの自分を理解する
「私はこう感じていたから、あの言葉を伝えたんだ」
「これ以上は引き受けられないと思っていたんだ」
そうやって、そのときの自分の気持ちを理解します。
これは、
自分のしたことは正しかったと、
言い聞かせることではありません。
自分の言動だけを切り取って責めるのではなく、
そこに至るまでに何を感じていたのかも、
一緒に見直すということです。
私の場合は、
「ああ、だから私はそうしたんだ」と分かると、
自分だけを責めていた圧が少し下がりました。
4.自分にとって心地よいことをする
自分の心の声を聞いたあとは、
リラックスできる音楽を聴くなど、
自分にとって心地よいことをします。
罪悪感を忘れるためではありません。
罪悪感にさいなまれていたときと同じ状態のまま、
答えを探し続けないためです。
自分の気持ちを理解してから、
少し心地よい感覚に触れる。
そうすると私は、
それまでとは少し違うところから、
出来事を見られることがありました。
心理学にも、自分の気持ちを否定せずに認める考え方がある
心理学では、自分の感情や考えを否定せずに認めることを、
自己承認やセルフ・バリデーションと呼ぶことがあります。
また、苦しいときや失敗したと感じたときに、
自分を厳しく批判するのではなく、
自分にも理解を向ける考え方は、
セルフ・コンパッションと呼ばれています。
私がしていたのも、
罪悪感を無理に消すことではなく、
その中で見えなくなっていた自分の心の声を、
もう一度聞くことだったのだと思います。
私の不眠を強めていたものは、
罪悪感だけではありませんでした。
眠れないことへの不安や、
人の目を気にすること。
何でもきちんとしなければと思うこと。
自分の気持ちを後回しにすること。
生活を整えることから始まり、
こうした自分の内側にあるものに気づいていくまでの流れを、
一枚の地図にまとめています。
今の自分が、どのあたりにいるのか。
少し整理してみたいときに、ご覧ください。

