デパスをやめたい。
そう思うようになっても、なかなか減薬に踏み出せませんでした。
私が一番怖かったのは、
薬を飲めば楽になれた、
あの「いつもの自分」に戻れなくなることでした。
私には当時、調子を崩し始めるサインがありました。
首の後ろが重くなる。
頭がぼんやりする。
そして何となく気分が沈んでくる。
そんな状態になると、私はデパスを飲んでいました。
デパスを飲むと、比較的早く変化を感じました。
沈んでいた気分が持ち上がる。
身体も少し軽くなる。
気持ちにも余裕が出てくる。
さっきまでの重さや息苦しさが薄れ、「大丈夫」と思える状態に戻れるのです。
私にとっては、その感覚がとても心地よいものでした。
「調子が悪くなっても、飲めばまた戻れる。」
そう思えたことが、私の安心につながっていました。
でも、その楽な状態は6〜8時間ほどすると少しずつ薄れていきました。
私の場合、だいたい6〜8時間くらい経つと、また飲みたくなっていました。
首の後ろが重くなる。
気分が沈む。
そしてまた飲む。
当時はそれを特別なことだとは思っていませんでした。
むしろ、自分を正常な状態に戻すために必要なことだと思っていたのです。
薬を減らすということは、私にとって、薬を飲めば戻れていた「いつもの自分」を手放すことでもありました。
だから減薬に踏み出すのが怖かったのです。
当時の私は、それほどまでにデパスに頼る生活になっていました。
そして気づけば、飲む量も少しずつ増えていました。
あの頃の私は、2mgを飲むようになっていました
デパスを減らすのが怖かった理由の一つは、
すでに薬に頼る生活が当たり前になっていたからでした。
そして気づけば、
飲む量も少しずつ増えていました。
当時の私はどんな状態だったのか。
なぜ2mgまで増えていったのかを、次の記事でまとめています。
今振り返って思うこと
当時の私は、
「デパスだけは絶対にやめられない」
そう思っていました。
一番怖かったのは、
薬を減らすことそのものではありません。
当時の私は、
「薬が欲しくて仕方なくなったらどうしよう」
と想像していました。
でも、実際に減薬してみると、
私の場合はその苦しさは想像していたものとは違いました。
ただ、私の場合は不眠がかなり重い状態だったため、
その苦しさが離脱症状だったのか、不眠そのものだったのかを切り分けることは、今でもできません。
だから、離脱症状について断言することはできません。
それでも一つ言えるのは、
私が一番恐れていた、
「薬が欲しくてたまらなくなってしまうのではないか」
という状態にはなりませんでした。
減薬前に頭の中で何度も想像していたことと、
実際に経験したことは、少し違っていました。
ただ、それは決して楽だったという意味ではありません。
不安の中でどのように減薬を続けたのか。
何が支えになり、その時間をどう乗り越えていったのか。
実際のnoteでは、当時の記録をもとに詳しくまとめています。
どの順番で減薬を進めたのか、
減薬中に感じていたこと、
そして当時の私を一番支えてくれたマイクロカレントのことなども書いています。
私にとってマイクロカレントは、ただ試してみたものではありませんでした。
正直、あれがなかったら、この2か月はもっと苦しかったと思っています。
また、減薬を終えたあとに見えてきたことや、
「薬をやめること」と「回復すること」は同じではなかったという気づきについてもまとめています。
もし今、当時の私と同じように「本当にやめられるのだろうか」と不安を感じている方がいたら、この記録が少しでも参考になれば嬉しいです。
▶ デパスは本当にやめられるのか|依存性が不安だった私の体験談
減薬後に見えてきたこと
私の場合、
薬を減らしたことで終わりではありませんでした。
不安や緊張、
眠れないことへの恐怖。
そうしたものとどう向き合っていったのか。
30年以上の不眠から回復するまでの流れを「回復の地図」にまとめています。
▶ 不眠回復の地図

