減薬中は、
気づくと頭の中が睡眠のことでいっぱいになっていました。
私の場合は、まだ眠れるかどうかも分からないのに、眠れなかった自分ばかりを想像していました。
今日も眠れなかったら。
明日の仕事はどうしよう。
薬は戻した方がいいのだろうか。
気づくと、
頭の中は一日中、睡眠のことばかりでした。
今振り返ると分かったこと
今だから思うのですが、
減薬中は、ただ薬を減らしているだけではありませんでした。
薬を減らすと、離脱症状が出ることがあります。
私も、不安が強くなったり、眠れない日が続いたりしました。
でも今振り返ると、
それは、今まで薬によって保たれていた状態から、
少しずつ自分の体で保てる状態へ移っていく途中だったのだと思っています。
だから、
その変化に体が慣れるまでには時間が必要でした。
私は当時、
「早くこの苦しさを終わらせたい」
とばかり考えていました。
でも振り返ると、
その時期にはどうしてもしのぐ時間がありました。
もちろん苦しい時間でした。
それでも私は、
「今は体が新しい状態に慣れようとしている途中なんだ」
そう考えることで、
少し踏ん張ることができました。
そして、その間に意識していたのは、
少しでも自分が楽な状態でその時間を過ごすことでした。
私がその夜にやっていたこと
不安が強い夜は、
考えれば考えるほど頭が疲れていきました。
だから私は、
一度だけ考えることから離れるようにしていました。
例えば、
- コップ一杯の水を飲む
- 顔を洗う
- 食器を洗う
- 洗面台を軽く拭く
- 洗濯物をたたむ
- 窓を開けて外の空気を吸う
- 首や肩をゆっくり動かす
どれも数分でできることです。
「眠るため」にやっていたというより、
考え続けて疲れ切った頭を、一度休ませるためでした。
実際にやってみると、
掃除や家事に少し集中している間は、
眠りのことを考えていない時間がありました。
その時間だけでも、
頭の張りつめた感じが少し緩むことがありました。
今だから思うこと
当時の私は、
「何をすれば眠れるか」
ばかり考えていました。
もっと歩いた方がいいのか。
もっと疲れた方がいいのか。
薬は戻した方がいいのか。
仕事は休んだ方がいいのか。
でも今思うのは、
眠りは、
追いかけるほど遠ざかりやすいものだったということです。
もちろん、
減薬中に眠りのことを考えないなんて無理でした。
ただ、
眠り以外に意識が向く時間が少しでもあると、頭も体も少し休めていた。
今振り返ると、
それも回復の一部だったように思います。
だから私は、
「眠ろう」と頑張ることより、
まずは一度だけ眠りから意識を離すことを大切にしていました。
関連記事
不安が強い夜は、
気づくと意識が未来へ飛び、
まだ起きていないことまで考え続けてしまうことがありました。
私の場合は、
考えを止めようとするのではなく、
呼吸や体の感覚、
目の前のことに意識を戻すことが助けになりました。
▶︎ 夜に考えすぎて眠れないときの対処法|今夜を少し通過しやすくするために
そして振り返ると、
夜だけ頑張るよりも、
朝の光や散歩、食事など、
日中の過ごし方が安心の土台になっていました。
私が減薬中に続けていた生活リズムについては、こちらにまとめています。
▶︎ 不眠回復の土台になった1日の過ごし方|朝・昼・夜で意識していたこと
※これは私自身の体験です。離脱症状の出方や減薬の進め方は、薬の種類や服用期間、体調などによって異なります。症状が強い場合や日常生活に支障が出ている場合は、自己判断で無理を続けず、処方医と相談しながら減薬を進めてください。

