不安で眠れなくなるときに|状態を整えるという考え方

不眠の悩み

不安で眠れなくなる夜があります。

その頃、私は減薬を進めている時期で、
薬が減っていく分、
別の支えを探すようになっていました。

すぐにうまくいくものではなくて、

「少しでも崩れにくくなるものはないかな」

そんな感覚で、
いろいろな考え方や方法に触れていた時期でした。

その中で、
あとから振り返っても印象に残っている考え方があります。

結果ではなく状態を見る

アスリートのメンタルトレーナーの方が、

「結果を追いかけすぎると状態が崩れることがある」

と話していました。

たとえば、

野球選手が

「絶対にヒットを打たなきゃ」

と思い続けると、

身体が固くなったり、
力が入りすぎたりして、

本来の動きができなくなることがあります。

だから一流の選手ほど、

結果そのものではなく、

自分がどんな状態でプレーできているかを大切にしているそうです。

その話を聞いたとき、

睡眠も少し似ているのかもしれないと思いました。

私はずっと、

「眠らなきゃ」

「ちゃんと寝なきゃ」

と結果ばかり見ていました。

でも、

眠りは頑張って作るものではなく、

身体や心の状態が整った先に、
自然についてくるものなのかもしれません。

そう考えたとき、

眠ることをコントロールしようとするより、

今の自分の状態を整えることの方が大切に思えてきました。

出来事ではなく意味づけを見る

もうひとつ、

強く残っている考え方があります。

人は出来事そのものではなく、

その出来事をどう受け取ったかで、
感情が変わるという話でした。

たとえば、

夜中に目が覚めたとします。

そこで、

「また眠れなくなった」
「明日は終わりだ」
「仕事どうしよう」

と考え始めると、

不安が大きくなっていきます。

でも、

同じように目が覚めても、

「今日は途中で起きたんだな」

くらいで終わる日もあります。

起きたという出来事は同じなのに、

そのあとに頭の中でつけた意味によって、

感じ方が変わっていく。

そんな話でした。

私はこの話を聞いたとき、

不安は出来事そのものから生まれているというより、

その出来事の先にある未来を想像することで大きくなっているのかもしれないと思いました。

「眠れなかったらどうしよう」

と思った瞬間に、

まだ起きていない未来の中へ入っていく。

考える。

不安になる。

さらに考える。

その流れの中で、

頭がどんどん覚醒していく感じがありました。

自分がいたい状態に戻る

不安をなくそうとしていた頃の私は、

いつも眠れるかどうかを気にしていました。

今夜は眠れるだろうか。

明日は大丈夫だろうか。

気づくと、
頭は未来のことばかり考えていました。

でも、

少しずつ向きを戻す中で、

私が目指したかったのは
「眠れる状態」ではなく、

まずは
「落ち着いて過ごせる状態」だったのかもしれません。

呼吸が浅くなっていない。

何かと戦っていない。

今やっていることに意識が向いている。

そんな状態です。

実際、

そういう日は不安に引っ張られ続けにくくて、

結果として、
睡眠も少し落ち着いていました。

眠りを追いかけるというより、

自分がいたい状態に戻る。

その感覚の方が、
私にはしっくりきていたように思います。

うまくできる日もあれば、
まったく飲み込まれてしまう日もありました。

それでも、
同じ考え方や感覚に、
何度も触れていく中で、

前と同じように
巻き込まれ続ける時間は、
少しずつ変わっていった気がします。

減薬中に、
薬が減っていく中で、
別の支えとして触れていたことを、
いくつかに分けて置いています。

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減薬中に眠れない夜の不安が強いとき|今に戻るためにやっていたこと

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